和歌山県の加太から淡路島へいくつもりだった。
しかし、加太のフェリー乗り場へ行ってみてビックリ。
加太からは淡路島へ行けず、
ここから出てるのは友ヶ島行きのフェリーだけしかないとの事だった。
完全な僕の勘違い。
仕方なく、そのフェリーで友ヶ島へ行ってみることにした。
(加太の山にある役行者堂からだと友ヶ島がよく見えるよ。)
フェリーからは防波堤でのんびり釣りを楽しんでる人や、浜で潮干狩りをしている人、
あと海にはいくつかの漁船なんかも見えた。
波は穏やかで、久しぶりに見る広く大きい海がとても落ち着かせてくれた。
そして、フェリー乗り場からだいたい20分ほどで友ヶ島に到着。
フェリーを降りると、目の前の案内センターの建物に着けられてる
まぁまぁ大きいスピーカーから爆音で、
友ヶ島の事を唄った演歌みたいな曲がリピートで鳴り響いていた。
その音に負けじと向かいのみやげ物屋のおばあちゃんも
大きな声で、お弁当やら土産をみんなにすすめていた。
この島の歴史は古く、
役行者が葛城修験道28宿の第一の宿をおいた事で有名な所で、
また明治時代から第二次世界大戦が終わるまで軍事要塞として
使用されてたらしい。
当時の砲弾(←写真)が桟橋から島に入ったところにおいてあった。
しばらく海岸沿いを歩いていると、演歌が聴こえてこなくなって
代わりに聞いたこともない「クギャー、クギャー」という
わめき声みたいな鳥の声が聞こえてきたりした。
海の家があったり、
廃墟の様な建物があった。
その廃墟のような建物の屋根の上に、
優雅な動きの孔雀がいた。
羽は広げてなかったけど、とてもきれいな色をしていた。
そしてついウットリ。
(チナミに派手な孔雀はオスで、
地味な孔雀はメスらしい。僕がこのとき見たのはオスだった。)
しばらくすると孔雀はゆっくりと森の奥に消えていった。
そのあと色々と歩いてまわっていると、岩場で釣りをしてる人がいたり、
大きな広場でキャンプをしている家族や、若者グループが沢山いた。
(その辺には、乾いたまん丸のかわいい鹿の糞が沢山コロコロと転がっていたよ。)
山へと続く道へと行くと深緑がとてもきれいで、空気もおいしかった。
展望台からは淡路島が見えて、
「がんばったら泳いで行けそうなのになぁ…」
なんて、出来もしないことを言ってみりした。
さらにしばらく山道を歩いていると、さっきの孔雀かどうかわからないけど
また孔雀に遭遇した。
またも、その優雅な立ち振る舞いや
体の色にウットリ。
遠くを見つめて一体何を想ってるんだろう?
少しづつ近づいていくと、
道の先へと歩き出した。
「あれっ?道案内をしてくれるのかなぁ?」
なんて思いながら、ドキドキしながらついていった。
「ひょっとして、こっそりきれいな羽を広げるところでも見せてくれる気なんだろうか?」
「それとも、孔雀のおうちに招待してくれるんだろうか?」

ドキドキ、ドキドキ。
しばらく行ったところで孔雀はピヨンとジャンプして、
またもや森の奥へと消えていった。
「なんだ、どっかオモシロいところに連れてってくれる訳じゃなかったんだね。」
「まぁ、でもありがとう。バイバーイ!」
そんなのんきなことを言って道の先の風景を見て、思わず息を飲んだ。
~次回に続く~